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子宮筋腫日記 572

 2月22日は、朝からクリニックに診察に出かけた。予約よりも10分遅れで到着すると、院内には患者さんは誰もいなかった。

 受付で診察券を出し、診察室の前で待っていると、すぐに名前を呼ばれて中に入った。

 「こんにちは」と言いながら中に入ると、先生は顔を見上げて私の顔を見ながら、

「こんにちは」と返してくれた。「よろしくお願いします」と頭を下げるとすぐに、

「どうでしたか? 何か変化はありましたか?」

と、先生から尋ねられた。

「あの、前回の血液検査で、フェリチンの値が60くらいから30にまで落ちていましたが、実は、年末に婦人検診を受けましたら、子宮にポリープができていると言われまして。米粒大のポリープだったのですが、先生からそのままにしておくと、生理の出血が増えると言われましたので、1月10日に摘出してもらいました」

 まずは、子宮ポリープの摘出術の話をすると、先生が少し驚いた顔で私の顔を見つめた。

「(婦人科の)先生から、『今月はポリープの影響で、生理の出血が多いと思いますよ』と言われたのですが、その通り、先月はとても出血が多かったです。でも、1月だけ多かったわけではなくて、その前からきっと多い月が続いていたのだと思うんです。それで、フェリチンが下がったのかな、と思いました」

「そうかもしれませんね」

 話を聞くと、先生は私の顔を見ながら、納得したような表情でそう言った。

 その後、先生に1ヶ月間の症状の経過を書いた紙と、脳トレのデータの紙を渡した。

 一通り目を通すなり、先生は

脳トレと日常生活とは違うというのは、確かにそうだと思います」

と言った。私が先月、先生に言った言葉だった。

続いて先生は、

「耳の腫れは治まったようですが、旅行に行った後、体調を崩したことからも、免疫力が落ちているようですね」

と言った。

「はい。抗生物質は出してもらって飲んだのですが、なかなか治りませんでした」

「貧血の症状もぶり返しているようですし、副腎も弱っているのかもしれませんね。それで、脳がぼーっとするような状態が続いているのかもしれません」

「今も、頭痛がずっと続いています」

 私がそう言うと、先生は脳トレのデータに目を落とした。私はルモシティのデータを手に取り、先生に見せながら言った。

「あの、今月はけっこう波があったんですけど、それは調子が悪かったからではなくて、問題がいくつか難しくなりすぎて、頑張っても解けなかったからなんです。自分では、精一杯努力したんですけど」

 すると先生は、改めてルモシティのデータをじっくりと見ながら、

「まぁ、波があるとは言っても、この範囲に収まっていますので、問題はないと思いますよ」

と、励ますように言ってくれた。

「はい。それと、今月、記憶力が初めて1700を超えたんです」

 そう言いながら記憶力のスコアを指さすと、先生が「そうですね」とうなずいてくれた。